【音ゲー】ポリリリリズムを1000小節まで遊んでみた!



初めまして、普段は音ゲーマーをしている「るーく」といいます。



先日、ナマリカルテさん制作のポリリズムリズムゲームポリリリリズム」をプレーしました。



普段聞き慣れない様々なパターンのポリリズムを次々に演奏するゲーム性はとてもやりごたえがあり、無駄を排したシンプルかつ洗練された UI に、やり込みプレイヤー向けの4, 5本指ゾーン、最後にはランダム生成ゾーンまで待ち構えているという鬼畜仕様。数日前から私の心は完全にポリリリリズムに掌握されてしまいました。

また、演奏時に鳴る様々なピアノのフレーズはとても聞き心地が良く、何時間もプレーしているうちに日常生活でも勝手にピアノのポリリズムの音が脳内再生されるようになってしまいました。

さらに、製作者の方が要望に応じて機能をどんどん追加して下さったり、音ゲーマー的な考え方(餡蜜やランダムなど)に理解を示して頂けていたことも感動的でした。



折角なので今回は、ポリリリリズムを攻略していくにあたって組んだ対策をまとめてみたいと思います。

1. 注意事項

  • 本記事の方法はあくまで私個人にとっての方法であり、プレイヤー全員にとって万能の方法であるとは限りません
  • プレー時に餡蜜というテクニック(キーを押すタイミングをミス判定にならない範囲でずらすこと)を用いています。
  • 筆者は拍子を左から大きい順に並べてプレーしています。右から派の方は逆向きに読み替えて頂けますと幸いです。
  • 数字の 10 を A, 11 を B, 12 を C と表記することがあります。

2. 固定パターン(~264小節)

開始から264小節までは登場するパターンが固定になっており、

1~24小節まで1本指ゾーン(4パターン)

25~102小節まで2本指ゾーン(13パターン)

103~186小節まで3本指ゾーン(14パターン)

187~246小節まで4本指ゾーン(10パターン)

247~264小節まで5本指ゾーン(3パターン)

になっています。3本指ゾーンまでは一旦省略し(その気になれば追記)、4本指ゾーンから書いてみようと思います。



基本的に264小節までの固定ゾーンは1個1個覚えるのが手っ取り早く、またランダムゾーンにゲージを100%維持した状態で入りたいことからも丁寧に対策しました。

どの指どうしがどのタイミングで一致するのかを前もって見ておくと崩れにくいと思います。(素数系、互いに素な組合せはタイミングが一致せず困りますけど…)


  • 6-4-3-2
6-4-3-2 画面
6-4-3-2 打鍵パターン

餡蜜なし。2にはあまり意識を割かない方がいいかも。


  • 8-6-4-2
8-6-4-2 画面
8-6-4-2 打鍵パターン

餡蜜なし。音を聞いて覚えた方がいいかも。左手をメインに意識。


  • 9-6-3-2
9-6-3-2 画面
9-6-3-2 打鍵パターン

餡蜜なし。3の倍数系が多いので9-6-3側を意識。


  • 12-8-4-2
12-8-4-2 画面
12-8-4-2 打鍵パターン

餡蜜なし。12-8側のリズムは今後もたくさん登場するので慣れておきたい。


  • 5-4-3-2
5-4-3-2 画面
5-4-3-2 打鍵パターン

餡蜜あり

全体が3拍子のリズム上に来るように5のリズムの取り方を前後に微調整。ちゃんと Good 判定が出ます。


  • 6-5-4-3
6-5-4-3 画面
6-5-4-3 打鍵パターン

餡蜜あり。これも5のリズムの取り方を微調整。

最初の全押しの後、6のリズムを見ながら"654" と3打鍵。

"36" "5" "46" "5" と落ち着いて押したら最後に "456"。

ジェイコブ・コリアーチャレンジ前哨戦。


  • 12-8-4-3(一度でもランダムゾーンに到達した方はここから対策すれば良い)
12-8-4-3 画面
12-8-4-3 パターン

餡蜜なし。12-8側のリズムをメインに意識しつつ 3, 4を適宜拾う。


  • 7-6-3-2
7-6-3-2 画面
7-6-3-2 打鍵パターン

餡蜜あり。7のリズムは非常に困難なので、入りは6と同時押し、途中からトリルに切り替えたのち、再び同時押しに戻る形式を採用。リズムを覚えたらもう崩れません。


  • 7-5-3-2
7-5-3-2 画面
7-5-3-2 打鍵パターン1
7-5-3-2 打鍵パターン2

餡蜜あり

より真のタイミングに近いのはパターン1の方ですが、筆者はパターン2を採用しています。


  • 11-7-5-3(4本指ゾーン最大の壁!!!)
11-7-5-3 画面
11-7-5-3 打鍵パターン

餡蜜あり。とても難しい!

筆者は11のリズムの音を聴きながら7-11間で分かりやすいリズムを作り、トリルと同時押しのパターンを暗記しました。

正直ここは覚えて頑張るしかない… 固定パターン最後にも11-7-5-3の組み合わせが登場します。


  • 6-5-4-3-2
6-5-4-3-2 画面
6-5-4-3-2 打鍵パターン

餡蜜あり。(5本指ゾーンからはほぼ餡蜜してました)

4本指ゾーンで登場した 6-5-4-3 パターンを思い出しつつ2を追加。


  • 10-8-6-4-2
10-8-6-4-2 画面
10-8-6-4-2 打鍵パターン

ここからは脳を2つ用意してください

ここでは10-8側と6-4-2側で完全に分けて打鍵。10-8側は同時押しののち、10のリズムを聴きながらトリル。(10-8-10-8-10-8-10)

6-4-2側は比較的簡単なリズムなので6-4辺りに視線を置きながら目押し。

とてもとても慣れが必要です…


  • 11-7-5-3-2(固定パターンラスト)
11-7-5-3-2 画面
11-7-5-3-2 打鍵パターン

4本指ゾーンの大きな壁であった 11-7-5-3 パターンが強化されて帰ってきました。これはもう5本指の動作を1セットとして覚える方が楽でしょう。

7-11の餡蜜リズムを再現しつつ、真ん中周辺の 35 2 53 のパターンをよく見て打鍵します。

これも慣れればゲージを削られなくなります。



それでは、地獄のランダムゾーンに参りましょうか…


3. ランダムゾーン(265小節~)

3-1. 基本方針

結論から書きます。



全パターン対策しよう!!!



とまではいかずとも、間違いなく致命的にできないパターンを限りなく減らす必要はあります。

というのも、本番でただ1回でも意味不明なパターンを引いてしまったが最後、即死です。

ランダムゾーンである程度生き残るには、あらゆるパターンに対し最低限致命傷を受けない程度に誤魔化しができる状態にしておく必要があるわけです。

誤魔化しスキルが一定以上の水準になればどんなパターンがきてもゲージを守り抜くことができ、あとは集中力と忍耐力の勝負。頑張りましょう。



それでは、対策すべき総パターン数はどのくらいでしょうか?

現在の仕様ではランダムな5本指のパターンは最大12拍子 ~ 最小2拍子の中から重複なく降順(あるいは昇順)に抽選されます。すなわち  _{11}\mathrm{C}_{5} = 462 通りです。

462 通りのポリリズムのパターンを全て正確に暗記できればもはやゲームクリア。しかし、それほどのパターンを混乱せずに全て覚え切るのは非常に困難な要求でしょう。(絶対無理!っていうほどの数字でもないのが妙ですよね…)



ということで、筆者は対策すべきパターンをさらに減らすために左手側に登場するパターンと右手側のパターンを分割して考え、5本指のパターンを左右2つのブロックに分けて認識する方法を採ることにしました。



筆者は左側から拍子を降順に並べ、基本的に左側(数字が大きい拍子の方)の2つのリズムを左手の人差し指と中指、右側(数字が小さい拍子の方)の3つのリズムを右手の人差し指、中指、薬指に割り振っています。

左手側のランダムな2本指のパターンは最大12拍子 ~ 最小5拍子の中から重複なく降順に抽選されます。すなわち  _{8}\mathrm{C}_{2} = 28 通りです。

右手側のランダムな3本指のパターンは最大10拍子 ~ 最小2拍子の中から重複なく降順に抽選されます。すなわち  _{9}\mathrm{C}_{3} = 84 通りです。

よって、5つのリズムを左右のブロックに分割することで、実質的に対策すべきパターンを 28 + 84 = 112 通りまでに削減することができます。(後述の話でさらに削減されます)



結局それだけ対策するのかよ…とも思えてしまいますが、一見認識が不可能そうなポリリズムもこの方法で1000小節を堅実に目指すことができます。



それでは2節で対策を見ていきます。


3-2. 対策

左手(数字が大きい拍子の方の2つのリズム)

理想的な対策現実的な対策をまとめました。

予め両方の対策を準備。本番で苦しいパターンを引いた際に勇気を持って瞬時に△の方の対策を選択することも大切です。



※ ミス数は目安です

拍子 対策(◯) 対策(△)
12-11 12で餡蜜(1ミス)
12-10 後述(0ミス) 12で餡蜜(2ミス)
12-9 4-3のリズムを3回(0ミス) 12-8で餡蜜(2~3ミス)
12-8 3-2のリズムを4回(0ミス)
12-7 後述(0~1ミス) 12-6で餡蜜(2~3ミス)
12-6 2-1のリズムを6回(0ミス)
12-5 後述(0~1ミス) 12-6で餡蜜(2~3ミス)
11-10 10か11で餡蜜(1ミス)
11-9 後述(0ミス) 9, 10, 11のどれかで餡蜜(2~3ミス)
11-8 12-8で餡蜜(1ミス)
11-7 固定パターンのやつ(0ミス)
11-6 12-6で餡蜜(1ミス)
11-5 後述(0ミス) 12-6で餡蜜(2~3ミス)
10-9 9で餡蜜(1ミス) 10で餡蜜(1~2ミス)
10-8 固定パターンのやつ(0ミス)
10-7 後述(0ミス) 10-6で餡蜜(2~3ミス)
10-6 後述(0ミス)
10-5 2-1のリズムを5回(0ミス)
9-8 後述(0ミス) 8, 9のどちらかで餡蜜(1~2ミス)
9-7 後述(0ミス) 7, 8, 9のどれかで餡蜜(2~4ミス)
9-6 3-2のリズムを3回(0ミス)
9-5 後述(0ミス) 10-5で餡蜜(2~3ミス)
8-7 後述(0ミス) 7, 8のどちらかで餡蜜(2~3ミス)
8-6 4-3のリズムを2回(0ミス)
8-5 後述(0ミス) 8-4で餡蜜(3ミス)
7-6 固定パターンのやつ(0ミス) 7で餡蜜(2ミス)
7-5 後述(0~1ミス)
6-5 後述(0ミス)
  • 12-10
12-10 打鍵パターン

2箇所の同時押しの位置を合わせ、その間にトリル(12-10-12-10-12-10-12-10-12)を挟む。0ミスで抜けられます。


  • 12-7
12-7 打鍵パターン

基本的に12のリズムに注目し、それっぽい位置で7を打鍵。この通りにならなくとも程良く間を空けて入力できればほぼゲージが減りません。


  • 12-5
12-5 打鍵パターン

基本的に12のリズムに注目。この通りにならなくとも程良く間を空けて(略)


  • 11-9
11-9 打鍵パターン

基本的に11のリズムに注目し、間に2度(11-9-11-9-11)のトリルを入れます。安定すればミス0で通過可能。

  • 11-5
11-5 打鍵パターン

基本的に11のリズムに注目し、程よい位置で5を入力。5つのリズム中での実行難易度はかなり高いかも。


  • 10-7
10-7 打鍵パターン

これも右手側が単純じゃないと実行難易度が高い。


  • 10-6
10-6 打鍵パターン

比較的わかりやすい。同時、トリル、トリル、同時、トリル、トリル、…


  • 9-7
9-7 打鍵パターン

例のごとく2度トリルを挟みます。


  • 9-5
9-5 打鍵パターン1
9-5 打鍵パターン2

トリルをどこから始めるか。筆者はパターン2でやってました。


  • 8-7
8-7 打鍵パターン

トリルを挟む。

両方とも8に合わせて餡蜜でいいんじゃないの〜?と思いきや、間隔が広がったからか上手く Good 範囲に収まらず大ダメージになりがち。


  • 8-5
8-5 打鍵パターン1
8-5 打鍵パターン2

基本的に12のリズムに注目し、それっぽい位置で5を打鍵。

パターン2はかなり簡略化しているが割とアリ。(1~2ミス)


  • 7-5
7-5 打鍵パターン1
7-5 打鍵パターン2

共に素数で間隔が微妙なため0ミスは難しい。筆者はパターン1。


  • 6-5
6-5 打鍵パターン

6のリズムを見ながら途中にトリルを入れる。


(特殊)左手(数字が大きい拍子の方)で3つのリズムを打鍵

左手の全列挙が終わって次は右手を見ていこうとする前に、場面に応じて使い分けたい特殊テクニックについて記しておきます。

先ほどまでは左手(数字が大きい拍子の方)で2つのリズムを、右手(数字が小さい拍子の方)で3つのリズムを担当することを前提に書いていましたが、実は場合によっては左手が3つのリズムを、右手が2つのリズムを担当する方が処理の負荷が小さくなることがあります。



具体例として、パターン “12-11-10-6-4” を考えてみます。

12-11-10-6-4 画面

例によって左側の2つのリズム “12-11” と右側の3つのリズム “10-6-4” に分けましょう。

左側は両方とも12のリズムに餡蜜して押すことで1ミスに抑えられますが、問題は右側の3つのリズムですね。

10-6-4, すなわち 5-3-2 という3素数ポリリズムを2回演奏するという非常に処理難易度の高い組合せです。とうとう脳が2, 3個必要になってしまいますね…



そこで、あえて左側の3つのリズム “12-11-10” と右側の2つのリズム “6-4” という具合に分け方を変えてみます。

左側は3つとも隣接した数であり、実は3つとも12拍子のリズムに餡蜜して押すことでミスを3個程度に抑えることができ、回復量と釣り合ってゲージを減らさずに済みます。右手側も固定パターンを乗り越えられた皆様なら難儀ではないでしょう。



このように、ポリリズムのパターンによっては左手(数字が大きい拍子の方)で3つのリズムをまとめて処理すると崩れにくくなるケースがあります。このような特殊ケースを以下の表にまとめました。

※ ミス数は目安です

拍子 対策
12-11-10 11で餡蜜(2ミス)、12で餡蜜(3ミス)
12-11-9 12-12-9で餡蜜(1ミス)、12-12-8で餡蜜(3ミス)
12-11-8 12-12-8で餡蜜(1ミス)
12-10-9 12-10-10で餡蜜(2ミス)、12-8-8で餡蜜(2~4ミス)
12-10-8 12-12-8で餡蜜(2ミス)
12-9-8 12-9-9で餡蜜(1~2ミス)、12-8-8で餡蜜(3ミス)
11-10-9 10で餡蜜(2ミス)

この表にある組合せは必ず左手側で3つのリズムを担当すべきという話ではなく、右手側の配置も鑑みて適宜取りやすそうな運指を選択していきましょう。


右手(数字が小さい拍子の方の3つのリズム)

先ほど、右手側のランダムな3本指のパターンは  _{9}\mathrm{C}_{3} = 84 通りであると述べました。

しかし、右手側に登場しうるパターンのうち、中央が 9, 10 であるものは先述のように左手側にまとめられます。

よって、実際に対策すべきパターンは最大8拍子 ~ 最小2拍子の中から重複なく降順、すなわち  _{7}\mathrm{C}_{3} = 35 通りです。かなり減りましたね!!



※ ミス数は目安です

拍子 対策(◯) 対策(△)
8-7-6 8-8-6で餡蜜(1~2ミス)
8-7-5 8-8-5で餡蜜(1~2ミス)
8-7-4 8-8-4で餡蜜(2~3ミス)
8-7-3 8-8-3で餡蜜(2ミス)
8-7-2 8-8-2で餡蜜(2ミス)
8-6-5 8-6-6で餡蜜(3ミス)
8-6-4 後述(0ミス)
8-6-3 後述(0ミス)
8-6-2 8-6-4の要領(0ミス)
8-5-4 後述(0ミス)
8-5-3 後述(0ミス)
8-5-2 8-5-4の要領(0ミス)
8-4-3 後述(0ミス)
8-4-2 かんたん!(0ミス)
8-3-2 目押し
7-6-5 後述(0ミス)
7-6-4 後述(0ミス) 6-6-4で餡蜜(2~3ミス)
7-6-3 先述の7-6に3をプラス(0ミス) 6-6-3で餡蜜(2~3ミス)
7-6-2 先述の7-6に3をプラス(0ミス)
7-5-4 後述(0ミス)
7-5-3 後述(0ミス)
7-5-2 後述(0ミス)
7-4-3 後述(0ミス)
7-4-2 目押し
7-3-2 目押し
6-5-4 後述(0ミス)
6-5-3 後述(0ミス)
6-5-2 後述(0ミス)
6-4-3 後述(0ミス)
6-4-2 6-4-3の要領(0ミス)
6-3-2 6-4-3の要領(0ミス)
5-4-3 後述(0ミス)
5-4-2 目押し
5-3-2 目押し
4-3-2 目押し
  • 8-6-4
8-6-4 打鍵パターン

4-3 のパターン+α の形。本番で出てきた際は落ち着いて入力したい。


  • 8-6-3
8-6-3 打鍵パターン

4-3 のパターンで6のタイミングに合わせて3を打鍵。



結構簡単に習得できる割に聴いていて心地いいポリリズム。かなり好きかも…(●´ω`●)


  • 8-5-4
8-5-4 打鍵パターン

5の位置をずらして取りやすくする。最悪8-4-4餡蜜でも2~3ミス程度。


  • 8-5-3
8-5-3 打鍵パターン

3, 5を8のリズム上に乗せるように餡蜜。最悪8のタイミングさえずれなければ3と5を雰囲気で打鍵して小ダメージに抑えられる。


  • 8-4-3
8-4-3 打鍵パターン

4, 8を見ながらそれっぽい位置で3を打鍵。一応非餡蜜。 


  • 7-6-5
7-6-5 打鍵パターン

要練習!!! 6-6-6で餡蜜すると6ミスくらい出る。

同時 (765) 7 6 5 7 6 7 5 6 7 (567)

765767567 の順番だけでも覚えると効果あり。

というか7系全部難しいぞ!!!!!


  • 7-6-4
7-6-4 打鍵パターン

6-6-4餡蜜でも大ダメージは受けないので優先度は低い。


  • 7-5-4
7-5-4 打鍵パターン

途中の 47574757 が抜けなければ大丈夫。


  • 7-5-3
7-5-3 打鍵パターン

7 5 7 (357) (753) 7 5 7

264小節までにあった固定パターンの 7-5-3-2, 11-7-5-3 のおかげで分かりやすい。


  • 7-5-2
7-5-2 打鍵パターン

7 5 7 5 7 2 7 5 7 5 7

こんなに適当でも案外大丈夫。


  • 7-4-3
7-4-3 打鍵パターン

7 (473) 7 4 7 (374) 7

2度やってくる高速 473 374 に注意。


  • 6-5-4
6-5-4 打鍵パターン

ジェイコブ・コリアーチャレンジのパターン。5本指のパターンでも丁寧に繰り出せるよう練度を上げたい。


  • 6-5-3
6-5-3 打鍵パターン

(36) 5 6 5 (36)

簡単そうだが左手側との兼ね合いによって化ける。


  • 6-5-2
6-5-2 打鍵パターン

6 5 (26) 5 6

6-5-3 パターンと似ているが微妙に勝手が違う。6-5-3, 6-5-2で左手側が 11-9 とかだと脳に結構強めの負荷がかかって気持ち良いです。


  • 6-4-3
6-4-3 打鍵パターン

比較的易しめ。


  • 5-4-3
5-4-3 打鍵パターン

ランダムゾーンで突然現れると混乱するやつ。確率的にも5個の数字の中央の数字が5になることは稀なので意表をつかれないように。


3-3. 難解パターン研究

2節でランダムゾーンの5つのリズムを左手側のパターンと右手側のパターンに分割し、それらを全列挙して対策を見てきました。

ここまでの内容を適切に実行できれば、どんなパターンが来ても即興で取るべき餡蜜を判断してゲージを守り抜くことができるはずです。

しかしながら、筆者も不慣れなうちは易しめのパターンでも混乱してゲージを減らしてしまい、弱った所を難しめのパターンに襲われて終了してしまうというケースがありました。

3節では筆者のDieジェストを振り返り、それがどう難しい配置だったのかを考察しながら振り返ってみようと思います。


  • 12-11-8-6-4

298小節というとランダムゾーン開始から6パターン目ですが、初めはここまで来れるだけで手が震えるんですよね…



このパターンに対する運指の正解は、左手の2本指で12-11を12で餡蜜(1ミス)、右手は8-6-4の動作をそのまま実行(0ミス)。

左手で3本を担当して 12-12-8 餡蜜をしても良いですね。

今見ると全然悪い配置ではない(泣)


  • 12-10-9-5-4

普通に分割すると右手側は互いに素な3数の組で非常に難しい。

ここで早速左手3本指運指の本領発揮です。左手側は12-10-10の餡蜜、右手側は目押し。


  • 11-9-8-7-3

個人的最難関配置の一つ。11-9-8-7と互いに素な数字が並んでおり手がつけにくい。

緊張で疲弊した筆者にトドメを指したのも納得です。



これは…どうしたら良いんでしょう???

左手側は10, 11拍子辺りになるよううやむやに餡蜜し、右手側は8-7を8拍子で餡蜜してそれっぽい位置で3も押す。

それか左手3本指で12-8-8餡蜜、右手側は目押し?

餡蜜路線ではどう頑張っても1周3~4ミスは出てしまいます。連続で引かないよう祈るしかないですね…


  • 9-7-5-4-3

良い所までは行けても500小節辺りからだんだん記録が伸びなくなってしまいました。

恐らく、ごく少数のトドメを刺しに来る配置で死んでしまうか、ギリギリ抜けられないかくらいの実力のラインが500小節辺りのような気がしています。



このパターンは順当に左手2本指と右手3本指に分割し、左手は9-7のトリル餡蜜を再現、右手の5-4-3も用意した動作を繰り出せば1~2ミス位で抜けられます。

幾度の敗北を繰り返し、このくらいの配置はまだ当たりかなと思えるようになりました。


  • 10-7-6-5-3

これもとても難しいです。10-7単体、および6-5-3単体で出されると大したことはないのですが、この2つが組み合わさり強烈なシナジーを生み出していますね。

この際10-7側は10のリズムを聴きながらテキトウに音押しし、6-5-3側の餡蜜に集中すべきかもしれません。

10-7側で生じるミスを6-5-3側の回復効果で帳消しにできます。


  • 8-7-6-5-3

紆余曲折(1週間位だけど…)を乗り越え、無事に1000小節を突破し、あとは崩れるのを待つだけになりました。

次第に疲弊し、筆者の集中力が途切れてきたその瞬間をグサッと刺したのがこの配置です。

これも8-7側のトリル餡蜜と6-5-3側の餡蜜を同時に実行する必要があって大変ですね。

6-5-3側をよく見て左手側は8拍子餡蜜でうやむやにするとか…?



…振り返ると餡蜜路線の攻略が上手く噛み合わず、結局5つのリズムをひとまとめにして練習した方が良いパターンもあるかもしれないですね。


4. おわりに

ここまで偉そうに †ポリリリリズム 攻略法† を散々語ってきた筆者ですが、ここまでの内容はゲームの判定の穴を突いて平易なリズムへの変換による対策を繰り返した結果であって、結局筆者は5つのリズムが混じり合ったポリリズムのことなど1割も理解できていないのです。



こんなことを書いているうちに、なんと制作者の方が Good 判定を半分のサイズにするハードモードを実装されたようです。

そちらでは恐らくポリリズムの正確なパターンを理解しているプレイヤーがより評価され、一方本稿の内容は紙屑同然となるでしょうが、「ポリリズムへの理解」というコンセプトが一段と強化されたようでなかなかの興奮を覚えます。筆者も時間を見つけてハードモードに挑戦してみたい気持ちでいます。



ここまで短期間で引き寄せられるようにしてのめり込んだゲームは久しぶりで、とても新鮮な体験をさせて頂きました。

制作者の企画力と発想にはただひたすら感謝と驚嘆の思いです。

今後もポリリリリズムがどんな化け方をしていくか、楽しみに見届けたいと思います。



本稿をお読み頂きありがとうございました。